ジャケ買い(ジャケがい)とは
レコード、CD、DVD、本などのメディア商品を内容を全く知らない状態で、店頭などで見かけたパッケージデザインから好印象を受けたということを動機として購入すること。
– wikipediaより –
それは衝動的にやってきます。
購入を予定していなかったものだとしても、
自分にとってたまらなく魅力的なパッケージデザインのものを
連れ帰ってしまうこと。
ありますよね?
ね?
メディア商品のジャケット、というよりは商品のパッケージなので、
パケ買いという言葉に変換させていただいて。
今回は、出会った瞬間一目惚れしてパケ買いした『スポンジ』のお話です。
家事は、しなくてもいいならしたくない(こらこら)
ですが、どうせするなら楽しくしたい。
私にとっての家事を楽しくする方法は、これまでの経験からいくと
1. 好きな音楽をかける。
2. 好きな道具を使う。
3. やった後にご褒美がある。
4. 嬉しい来客がある。
といった感じでしょうか。
なかでも、使う道具たちが少しずつ好きなもので揃えられていくことは
趣味でゴルフをする方が自分好みで性能のいいドライバーや
アイアン等を手に入れてワクワクすることと同じで、
私にとってはすすんで楽しんで家事ができる大きなポイントだなぁと感じています。
と、しっかり言い分を述べたところで。
今回のパケ買いは、日々の暮らしに欠かせない『スポンジ』
その名も「亀の子スポンジ」
黄色・白・グレーの3色の中からわたしはグレーを選択。
もちろんパッケージ(包装)はとってしまえば
グレーのシンプルなスポンジ(そこも好き)なのですが、
透けて見える中のスポンジも含めたこの見た目に
ぐいっと心つかまれてしまいました。
我々団塊ジュニアの日本人にとっては生まれた頃から
どこでも身近に、気づけばいつもそこにあった親しみのあるタワシ、
言わずと知れた「亀の子束子」と同じ会社のもの。
(100年前からあるそうです!)
調べてみると、その亀の子を受け継ぎ
スポンジのスタンダードとなるべく2015年に誕生した一品とのこと。
グラフィックデザインは菊地敦己氏。
(青森県立美術館のビジュアルアイデンティティ等も手掛けるグラフィックデザイナー)
このパッケージデザインにより菊地敦己事務所は
「日本パッケージデザイン大賞2017 大賞」を受賞されているそうです。
見ると、そうそうたるメーカーのそうそうたる受賞作品。
の中で大賞。
ほほぅ。お目が高い。(自分)
シンプルなスポンジを探し続けてきましたが、意外とないもので。
パッケージを脱いだこのスポンジ自体の見た目もたいそうお気に入り。
使ってみると、使いやすさや機能面もなかなか優れておりまして。
心地よい硬さと柔軟性、泡立ちや泡切れ、そして水切れもよく、使い勝手良好。
抗菌効果も高く、清潔で長持ちするそう。(まるでサクラのようですが)
最初はその見た目で惹かれましたが
実は中身も素敵で私との相性も抜群だったものだから、すっかり彼(?)の虜に。
しばらく熱愛が続く予感です。
今回の調査で知った、大正11年築の亀の子束子西尾商店の建物がまた素敵で。
近い将来行ってみたい。という小さな夢もできました。
『衝動買いが、生涯の出逢いになることもある。』
衝動買いを肯定できるお買い物になりました♪