先日、ぼんやりテレビを見ていたのですが、はっと目にとまったもの。
「マツコの知らない世界」で、紹介されていた老舗和菓子屋のとらやさん。
なんと300年以上前から伝わる「菓子見本帳」が紹介されていたのですが、
その美しさにしばし釘付けになりました。
とても分厚い束の見本帳で、
紙焼けなのかクラフト紙のような紙の風合いも、
日本画の絵の具で描かれているという鮮やかでほのぼの愛らしい絵図も、
絵図の下に書かれた和菓子の名前の筆文字も、
すべてがとても好みで、うっとりしました。
同時に、300年以上も前のものが、
現代を生きる私たちにも楽しめるデザインってすごいなぁと。
その絵図が抜粋して描かれている「とらやカレンダー」が欲しくなりました。
↑ こんなカレンダーです。(とらやHPより)
そして、いつか行ってみたい!
と想いを馳せていた、自然の中にひっそり佇む素敵な工房。
静岡県御殿場市にある「とらや工房」も紹介されていて、
もっともっともっと行きたくなりました。
こちらは、昨年の冬、虎屋菓寮 京都一条店に行った時に
もらってきたパンフレットとショップカード。
食べたもの。
お庭を眺めながらいただく茶菓子。
素敵だったな。
思い出しうっとり。
時を超えて楽しめるデザイン。
私たちもいつかそんなものが作れる日がくるのでしょうか。
遠い目になってしまう高橋でした。