【実例】ウエスト症候群患者家族会 様

2016年 夏

 

「ウエスト症候群患者家族会」様より

ロゴマークのご依頼をいただきました。

 

みなさんは、ウエスト症候群をご存知でしょうか?

私たちもこのお仕事をご依頼いただいて初めて知りました。

小児慢性特定疾患のひとつで、難病とされているウエスト症候群。

小児のてんかんの一種で「点頭てんかん」ともいいます。

日本には少なくとも約4,000人の患者がいると推測されています。

 

告知された日のことを忘れた患者家族様は一人もいません。

みんな、突然の「難病」という言葉に驚き、ショックを受けました。

ウエスト症候群患者家族会 様では、

「誰も一人で闘わせない」ことを目指して

以下のような活動をされています。

 

以下、「ウエスト症候群患者家族会」様のホームページより。

 

ウエスト症候群は、小児の難治てんかん(服薬で発作をコントロールすることが難しいてんかん)の中で患者数が最も多く、全小児てんかんの約5%を占め、日本には少なくとも約4000人の患者がいると推測されています。
しかしながらこの疾患はまだ世間一般からの認知度も低く、治療法も多くはありません。
この疾患そのものが原因で命を落とすことはありませんが、発作による脳へのダメージは深刻です。早期治療が必要な疾患にも関わらず、その発作がいわゆるてんかん発作(全身けいれん)とは違うことから、発見が遅れた事例も多々あります。
診断がついた後も、特効薬や確固たる治療法が未だ確立されていないことから闘病生活が長期に渡ることも珍しくありません。国からは『小児慢性特定疾患』(長期療養を必要とする疾患)のひとつに指定されています。
また寛解後も再発や発達の遅れなど、不安はつきることがありません。

ウエスト症候群患者家族会では、この疾患の罹患者や寛解者とその家族・医療関係者などの相互交流を通して、ウエスト症候群への知識を深め患者や家族のQOL向上を図ると共に、ウエスト症候群という病気の早期発見と治療法確立を目指し、様々な活動を行ってまいります。

ウエスト症候群 患者家族会
発起人(会長) 本田香織

 

 

 


 

今までに弊社で制作させていただいた制作物はこちら。

 

01 ロゴマーク

02 オリジナルシール

03 パンフレット / 啓発ポスター

 

 


01 ロゴマーク

ウエスト症候群の事を知り、

患者家族様の気持ちを少なからず汲み取り、

私たちが考えたテーマがこちらです。

 

「生き物はみんな親と子が向かい合い、愛情を分かち合うことで大きくなる。」

 

シンボルマークは、

West Syndrome(ウエスト症候群)の頭文字「W」をモチーフに、

親と子が向かい合う様子を表現しました。

 

また、生き物が笑っている顔にも見えるように仕掛け、

マークの周りに好きな輪郭を描くことで、

男の子・女の子・うさぎ・ねこ・くま など

着せ替え人形のように、表情を変えるマークを楽しむこともできます。

みんなが笑顔でいられる明日を一緒に描こう

という想いを込めました。

 

 


 

02 オリジナルシール

こちらは寄付の返礼品として用意されたオリジナルシールです。

一見、シンボルマークが並んでいるように見えますが、

ぺらっとシールを剥がすと…

 

ねこ! ぞう! くま! うさぎ!

が、現れるという子供たちに楽しんでもらえる仕掛けに。

 

子供たちが顔にペタペタ貼ってくれている姿をみると

私たちもうれしくなります。

 


 

03 パンフレット / 啓発ポスター

△ 啓発ポスター

 

△ パンフレット 表紙 / 裏表紙 B4サイズの二つ折り(仕上がりサイズ B5)

 

△ パンフレット P1 / P2 B4サイズの二つ折り(仕上がりサイズ B5)

 

ウエスト症候群をもっと認知してもらうためのパンフレットと啓発ポスター。

病院などに設置されています。

 

見た目の良さだけでなく、内容が読みやすく伝わりやすく、

誠実に伝えられるデザインを心がけました。

 

以下、ウエスト症候群患者家族会様のブログにて一部ご紹介いただいていました!

 

このパンフレットの内容は、ホームページでも記載されています。

詳しくはこちらから

パンフレットのPDFもダウンロード可能ですので、

ぜひご覧ください。

 


 

一人でも多くの方に知ってもらい、知識を深めてもらい、

ウエスト症候群という病気の早期発見と治療法が確立することを

KARADAスタッフ一同、願っております。

また、微力ながら今後もデザイン制作で

啓発のお手伝いをさせていただけますと幸いです。