ペンレタリングのワークショップへいってきました。

花見でのぼせた頭を冷やす寒の戻り。

暑い日が続いたおかげで脳がすっかり勘違いし、うっかり薄着で出かけたら

つめたくてつめたくて震える

そんな4月初旬。

 

先週に引き続き、週末の京都へ。

アナログ好きのワタクシ、

以前、このブログで山田から紹介のあったワークショップ

「行きたい!」と志願して参加してまいりました。

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-Pen Lettering-
世界中で愛される日本の筆記具と、その使い方

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【講師のご紹介】

渡辺美里
Lettering designer
東京都在住。
2014年独立。国内外の企業、代理店を通じロゴ、タイトルなどのレタリングデザイン、コーポレート書体作成、グラフィックデザインを中心に製作。

多くの世界的有名ブランドや日本の大手企業のお仕事を、手書きで手掛ける超一流文字デザイナー。

 

 

ワークショップの導入は、

【座学】。

今インスタ等でも大流行中の手書き文字について

その概念や種類や手書きならではの特徴、

実際に起用されている手書き文字広告やパッケージ等の紹介、

渡辺先生が経験してきた中での「サインペンランキング」などなど

文字、文具好きにはたまらない講義でしたが、

その中でひしひしと感じる先生の文字への愛と変態ぶりたるや。笑

その説得力もさることながら、

「多くの時間と費用を投資して培ったからこその情報」

を惜しげもなく教えてくださる姿勢に、開始早々ファンになりました。

 

続きまして、

【体験】。

実際に書いていきます。

 

筆記具は、トンボのデュアルブラッシュペンと筆之助しなやか仕立てが用意されていました。

(世界のハンドレタリングデザイナーの間でトップクラスに人気のある日本製のペンだそうです)

 

どの道のプロもそうですが、難しいことをいとも簡単そうにやってくれます。笑

丁寧な説明で、頭でわかった、からといって実際にやるのは本当難しい!

先生をつかまえて、目の前で書いて見せてくださる姿を、

前のめりで熱心に見つめる山田。と背後に山内。

 

あとは練習あるのみ。

難しいけど、楽しい!!!

思うように書けず悔しいけれど、気が付けば夢中に。

少しでも見本に近づけるようにひたすら手を動かします。

丁寧に、丁寧に、丁寧に。

 

日常の書く動作ではすることのない筆圧の緩急を意識することが難しく、

ゆっくりと丁寧なスピードで書き進めていくことも難しく、

使う頭と筋力が非日常でとても新鮮な、

ただ文字を書くことに向き合うというとても神聖な、

体験でした。

 

4時間近くあった時間は、

「まだ終わりたくない」

そんな思いが湧いてくるほど本当にあっというま!

満員御礼、

広島からこのためだけに日帰りで参加されている方もいるほどの盛況ぶりでした。

(後でご本人とお話したら、広島でデザイナーされてる方で、デザインの幅を広げる為に参加されたそうです)

 

 

 

 

パソコンやスマホが様々な作業の中心となった今、

手書きの機会は以前に比べ激減していますが

もっともっと手を動かしたい。

パソコンの美しく整った字もいいけれど、

この手書きのひと文字の想いには叶わない。

スピードもいいけれど、

かけた丁寧さには叶わない。

改めてそう思いました。

だからきっと、世界のハイブランドが送るインビテーション(案内状)の宛名書きは

何万枚という途方にくれる枚数でも、今の時代でもなお手書きなんだろうな。。

と想像すると、

わかってらっしゃる。

なんて、何様でもないですが、感嘆の吐息まじりに納得したのでした。

 

 

『字は体を表す』『書は人なり』

 

「字」には人柄や教養があらわれると言われています。

美容と同じで(?)たちまち美しくなるものではないですが

日々丁寧に文字を綴っていこうと心も新たに。

 

 

小さなことからコツコツと。

ささやかな決意の新芽が生まれた春になりました。

 

 

 

 

 

 


 

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